LLMにWeb検索がついてる系のサービスは「生成AI搭載検索エンジン」なり「AI検索エンジン」みたいな呼ばれ方をします。
202409時点でよく話題になるものとして、
https://www.perplexity.ai/
や
などがあります。
私は個人的にperplexity.aiを課金しています。多角的な観点でWeb検索と引用されたエビデンスへのアクセスが明示されるので、これ系のサービスはけっこう便利だなと感じています。
この「生成AI搭載検索エンジン」の基軸の新サービスとして流れてきたdevv.aiがおもしろかったので紹介してみます。
Devv.AI(デヴAI)
Devv AIは2023年に中国系のエンジニアによってリリースされたサービスで、本社は中国本土にあるとされています。(これはちょい不安)
一般的なウェブ検索に加えて、ソフトウェア開発ドメインに特化した垂直検索インデックスを作成しており、
- ドキュメント: プログラミング言語やライブラリの信頼できる情報源
- コード: 豊富な文脈情報を含むコードスニペット
の探査に強いようです。
一般的な質問用途でつかってみる
devv.aiは以下のように明示的に利用モデルを指定することができます。
開発者向けに特化、というだけあり、このへんもモデルが一体なんなのかわかっている、ということ前提のようですね。
無料枠ではGemini 1.5 Proが選べました。
他のサービスと同じように、ソースとなったサイトや引用文言の明記は最低限行われています。ただし、最新ニュースなどは雑な聞き方ではダメで、「2024以降の情報を教えて」など工夫が必要でした。
Github 検索
おもしろいのはこれでした。
Githubの特定公開リポジトリを狙い撃ちで質問を投げることができます。
以下では、本ブログにも使われている ReactのフレームワークRemixのリポジトリを指定して、loaderまわりの実装について質問してみました。
おお、こんなドキュメントあったんだ...
https://github.com/remix-run/remix/blob/main/docs/route/client-loader.md
該当ドキュメントやコードへのリンクがエビデンスとしてちゃんと貼られるようですね。
特定リポジトリへの指定しかできないようですが、ある程度勘所がわかっているライブラリなどの理解を深めるのに良さそうです。
もう少し触ってみて、perplexity.ai からの乗り換えを検討しようかなと思います。